田辺市から、大きな段ボール箱いっぱいのミカンが送られてきた。先日のコンクールの副賞だ。授賞式では「田辺市の特産品をお送りします」と聞いたので、海産物やらあれこれ詰め合わせかしらんと勝手に思っていたが、堂々のミカン一点張りだったと。なんしか、忘れた頃に届くのは嬉しい。
銘柄は「紀南の木熟みかん」だそうで、ひとつ食べたが大ぶりなのに皮が薄くて剥きやすく、たっぷりの果汁は甘いだけでなく酸味もいい塩梅。べらぼうに旨い。が、とうてい食べきれないので、悪くならないうちあちこちに配らねば。いやはや、ありがたい。
ミカンと書いて何と読むか、の
師匠のお叱りを思い出す。「ミ
カン」でも「ミカ
ン」でも、師匠がそれを手に取ることはないのだ。さては、この副賞も未完を思い知らしめるための…? 道中。
GM1
とまれ枯野を行くうち、年内最後の舞台が近づきました。
三曲の未来を思考する会 主催
「第3回 邦楽演奏会」12月11日(土)12:30開演kokoka京都市国際交流会館入場2500円(前売2000円)
私は15時前後から、残月(三絃:井上渓子/箏:阿部幸夫)に出演します。糸方の膂力に連れられて、私もひとときひとっ飛び、月の都に悲しく遊ばせていただこうと。走る師をかわしつつ、お越しいただければ幸いです。いえ、師走の戯れごとを言っているのではなく、我が師匠も九十九里からはるか600km、クルマかバイクかでいらっしゃるはずですので。
この翌日が、ちょっとした内輪のお楽しみ会。ここで初めてのドえらい曲を吹くことになっており、その練習におそろしくエネルギーを喰われる今日この頃であります。もちろん残月にも備えつつ、ですが。