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いずこじ

陰陽、笹の葉、風の色。琴古流尺八、道中甲有り呂有り。

その後のギュウギュウ


GM1 この10日ほどでクルマの数が激増した。この日は大渋滞のおかげで部分月食をたっぷり拝めたが。

早いもので、あれから半月以上が経ってしまった。この間、多幸感に浸ってじんわりしていたのかというと全くそんなことはなく。

この半年以上ずうーっとヒマだったのに、今月に限ってはお久しぶりの方々から次々とお仕事が降ってきて、嬉しい悲鳴というよりはもはやふつうの悲鳴。田辺に前乗りする前日には和歌山で取材していたし(そのムダ足感よ…)、前乗り当日はミナミで夕方まで取材しては京都へとって返して荷作りをし、15分だけ竹をさわって阪和道を爆走、23時前にようやく宿に着いたのだった。コンクール翌日はコンサートを聴きたかったが〆切は待ってくれず、泣く泣く京都に戻って取材再開。

数えてみたら、京阪神と和歌山で今月17軒を回ったことになる(プラス、電話取材1軒)。当然、18軒分の原稿も書く。それと、オープンの演奏会、クローズドの演奏会が各1日、そのための下合わせ計2回。卓球の試合が1日(アホなのか)。さらに、足を向けて寝られぬ先生お二方が相次いで京都へ。おもてなし、おもてなし。いやはや、こりゃ無茶ってもんだ。コンクールの記憶、はや少し薄れてきたような…。

そんなグチはともかく。

私がギュウギュウ言っている間にコンクールの模様がアップされ、さらに審査員の先生方の審査結果(順位点のみ)まで公表された。そして、コロナ禍のために動画部門に回されてしまった外国人(というか中国人)ファイナリスト7人さんの審査対象動画も。相当に徹底的なグラスノスチ。素晴らしい。



もちろん、気になるのは動画部門の皆さんだ。ひとわたり拝見したところ、収録環境がバラバラなので、誰の演奏が良いの悪いのといった評価めいたことは、少なくとも私には不可能だとすぐに分かった。ただ、過半数の奏者は「 “楽器のトレーニング” を充分に積んだ」人だなと容易に伝わるテクニックを備えていたと思う。比べて私などは「 “尺八の稽古” はそれなりにしましたが」という世界の狭さを隠しようもないクラシカルな指回し。早弾きコンテストなら間違いなく賞典外だが、もし私になんらかの強みがあるとすれば、それは我が “世界の狭さ” にこそ由来するはずではある。

タラレバで20人うち揃ってのコンクールであったなら、さてどんな結果になったことだろうか。そして中国人ファイナリスト7人の皆さんは、コンクール動画を見て何を思うのだろうか。


自分の首を思いきり絞めた卓球の試合だが、京都社会人リーグのトップリーグ1部という京都で最上位クラスの団体戦(ただし今回は昇降格のない交流戦)において、私はワカモノ相手になんとかかんとか3戦全勝。「体育会や名門校OBのガチ勢には必ず負けるが、超弱小公立高の部活止まり(かつブランク20年以上)の割にはちょっぴりやるオッサン」としての面目を保ったのであった。

さて、原稿あと3本。朝までには終えよう。
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河宮拓郎(カワミヤタクオ)
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