貧乏暇無し、忙中閑あり。どっちなんだ。
関東に3泊4日で遠征してきたが、好きに過ごしていい時間はほぼゼロ。うち2日は都心まで出かけながら、街ブラの時間などあったものかは。行って用が終わったら帰って、それだけ。ま、もう15年がとこ東京でゆっくりできたことなどないのだけど。
さて、一部の皆さまにとっては聖なる夜に、ちょっと凄い演奏会が開かれますよ。
阿部幸夫七十五歳誕生日コンサート ~鎮魂の曲を集めて~
12月25日(日)17:55開演(開場17:35/20:15終演予定)
東京・
板橋区立グリーンホール
入場無料
出演:阿部幸夫/阿部大介/阿部勇介
助演:平野裕子/浅井晴風/黒川眞/松浦元義/河宮拓郎
曲目:鹿の遠音 楫枕/虫の音/残月/こんくゎい/布袋軒所伝 鈴慕/交声曲 蕗 夕べの雲/望郷 落人にあは雪の舞い
楫枕に前奏がついていたり、残月はどこかで聴いた一面一管だったり、およそ通り一遍の演奏はない会と考えていただいてよろしいのですが、とりわけ、なかんずく、蕗と夕べの雲の打ち合わせは、それだけでも珍しい演奏形態であるところへ、今回は世界初(おそらく)の試みが加わります。私もその試みにいっちょ噛みしているところですが、まだ全く歯が立ちません。最近、歯の立たないものがよく降ってくる…。とまれあとひと月半ほど、精進であります。
ということで、プログラムはキレッキレなのですが、入場無料、予約不要。くだけることはなく、しかしアットホームな演奏会になることでしょう。そして、この会当日こそは阿部幸夫先生が「高貴」高齢者となられる75歳のお誕生日。モっている人はお生まれの日取りも並ではないものです。諸人こぞりて、恵みの露置く演奏会となりますことを、奏者の末席を汚しつつ祈念しております。
LX100 抑圧気分だと写真もそれっぽくなる。
ともかく、いま現在の息をもつかせぬ書き仕事のプレッシャーを撥ねのけねば竹を吹く明日もない。吹くために書く。まずはおいしいコーヒーを丁寧に淹れよう。