あれからもう1週間。三曲鑑賞会にお運びいただいた皆さま、ご鞭撻のお言葉を頂戴しました皆さま、まことに有り難うございました。初っぱなからの本曲で客席を息苦しくしてしまったのを、華やかな空気に導いてくださったおあとの皆さま、有り難うございました。毎度盤石の裏方の皆さま、有り難うございました。
ピリリッと締まった会の雰囲気に大いに緊張はしましたが、NHK邦楽オーディションの録音時から半歩くらいは進めたろうかという自己採点であります。むろん、まだまだ、どころか、まっだまだ。仮に舞台で今の全力を出せたとしても、花深き処は相変わらず彼方にあり、あせっても早く着けるとは限りませんが、あせらなければすぐお迎えが来て別のお花畑に連れていかれてしまう。ますます全力であせっていこうと存じます。
さて、なぜだか感染がトロ火ほどになり、その原因が分からないのでかえって不気味ですが、どうやら中止や延期を避けられそうな雲行きの舞台が、今後いくつか。
第22回 音和会
11月21日(日)11:00開演(閉演16:00前後)
京都アスニー・4階ホール
河宮は、鹿の遠音、越後獅子、尺八五重奏曲・吉備路の3曲に出演します。
第3回 邦楽演奏会
12月11日(土)12:30開演
kokoka京都市国際交流会館
入場2500円(前売2000円)
河宮は、残月に出演します。
それぞれ、私からは曲目しかご案内できず恐縮ですが、気張って、しかし力を抜いて、全力で演奏いたします。
ほかにも、私にとってはちょっと大きなひと勝負あり、山田流の大曲や聴いたことのなかった地歌を内輪で吹く機会もありで11月は大忙し。よって今秋のNHKオーディションへの挑戦は見送らざるを得ませんでした。その甲斐あった、と思える前進を。
K-5Ⅱs
私のように晩メシがべらぼうに遅いろくでなしでも呑みにいける状況まで戻ってはきたが…。ま、様子をうかがいながら、無沙汰をしたご近所から超スローペースで行脚していこうか。