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いずこじ

陰陽、笹の葉、風の色。琴古流尺八、道中甲有り呂有り。

出演のお知らせと小(こ)報告

イカン遺憾如何。過剰気味のイベントに向けて準備するばかり、またそれが楽しいので、報告と告知をついサボ…もとい、後回しにしてしまう。


AQUOS R8 pro

明日です! まったく告知をなんだと思っているのか!

「第59回 女流箏曲鑑賞会」
日時:2024年9月22日(日)12:00開演
入場料:2000円

歴史と格式を兼備する恒例の演奏会です。昨年に続いて二度目のお誘いをいただき、序曲の六段を1曲目と数えての3曲目、笹の露に出演します。手違いで、プログラムの笹の露の竹方には私ではない方のお名前が載っていますが、残念ながら私が吹くのです。知らないまま来場されるみなさまにはお気の毒さまですが、私も喰らっているサイドですので、ガッカリしたからといってヤジや空き缶を投げるような行為はご遠慮ください。

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そして、今後の出演予定も簡単に。

「第34回 三曲鑑賞会」
日時:2024年10月19日(土)18:30開演
入場料:前売2000円/当日2300円/小学生~大学生500円



京都三曲協会随一の格を誇る晴れ舞台。オーディションを経ての鑑賞会デビューから、なんと4年連続でのご縁をいただきました。今回は、待ちに待った三曲合奏、しかも八重衣、しかもトリ。エライコトです。曲リーダーの三絃・井上溪子先生、箏・島田洋子先生とも、2年前の「河宮拓郎尺八演奏会」を支えてくださった練達の弾き手。私は大船に乗っかって曲を歌えばよいのです。

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「第35回 八竹会 邦楽演奏会」
日時:2024年11月8日(金)10:45開演
会場:ギオンコーナー(祇園甲部歌舞練場小劇場)
入場料:2000円

毎度おなじみ八竹会、ですが、今回は会場が祇園! そして恐縮ながら、有料(私が恐縮してもしょうがないのですが)。おそらく会場使用料が高額なのです。河宮は、主宰のおひとり・岩崎千恵子先生、岩崎ユミさんと七小町を演奏します。全17曲もありますので、もしかしたら他の曲にも駆り出されて、目立たないように吹くことになるかもしれません。

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「島田道雪追善演奏会」
日時:2024年11月17日(日)11:00開演
会場:京都堀川音楽高校・音楽ホール
入場無料



昨年惜しまれつつみまかられた島田道雪先生を偲び、秋の恒例だった演奏会「音和会」の特別版となる会です。ゲストは中野幹子先生、岡田道明先生。私は中野先生・島田恭江先生と磯千鳥、岡田先生・浦口康澄さんとわだつみのいろこの宮、清水翔仁さんのピアノで亡き王女のためのパヴァーヌを演奏します。いや軽く言うけど、難曲ばかりじゃないか! 私の演奏中に天から降ってくるであろう、あの懐かしき道雪先生の怒声を幻聴したい向きは、ぜひともお運びを。本曲あり地歌あり現代曲ありクラシックあり、堂々の全21曲です。

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「絃声ひなげし会 お浚い会」
日時:2024年11月30日(土)9:45開演
会場:文京区・林野会館5Fホール
入場無料



阿部幸夫先生が主宰する絃声ひなげし会の、全29曲、朝9時台から始まる驚異のマラソンおさらい会であります。石川の三つ物あり、「いつか王子様が」「スラヴ舞曲」ありのバーリトゥード。河宮は、宇治巡り(2曲目なので、おそらく10時前スタートです)と御山獅子に出演します。今回は、曲に加えて撮影もしくじらぬよう、気を張って臨む所存です。

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「邦千会 九州系地歌勉強会 ~阿部幸夫師をゲストに迎えて~」
日時:2024年12月8日(日)12:00開演
会場:冬青庵能舞台
入場無料



ようやく詳細が煮詰まりました。瓢箪から駒、のなりゆきであれよあれよと全11曲の盛大な会に。ぶっつけではありますが、会主の岩崎千恵子先生も阿部幸夫先生・ご長男の大介さんも同じ九州系。ファーストテイクならではの緊張感に満ちた演奏が目白押し、となることは間違いありません。竹方も、岡田道明先生・谷 保範さん・藤岡藍盟さんと、関西を代表する吹き手のみなさまがご参集くださることに。不肖、ハナシの中継役として、すでに大きな喜びのうちにある私です。

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「第11回 フィリップ・フラヴィン地歌演奏会」
日時:2024年12月21日(土)15:00開演
会場:建仁寺禅居庵
入場料:前売2000円/当日2500円



三絃を井上道子師に長く学ばれ、私なんぞより圧倒的に日本語ペラペラのフィリップさん、の、年末恒例演奏会に初めて誘っていただきました。河宮は、フィリップさん、倉橋文子先生と共に名所土産を演奏します。

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取り急ぎ。書いておかないと、また会が終わってから「あ、告知してなかった!」となる。

と、ひとつ小報告を。8月末に「第4回 イブラ・グランド・アワード」という面白いコンクールの「ワールドミュージック部門」に一二三鉢返調で参戦し、入賞(1・2位に続く3位タイ相当、のはずでしたが、なんとこの部門からグランプリ受賞者が出たため、入賞者のおひとりが2位に繰り上がり、私はアワレ、実質4位タイ相当に)という結果でした。

楽屋が狭く奏者は入れ替わり立ち替わりで、しかも使用時間が決まっているリハ室以外では音出し禁止であったため、誰がどんな演奏をしたのかほぼ分からず、順位がついても手応えも悔しさもあまりないのですが…。くまもと全国邦楽コンクールのような邦楽器バトルロイヤルでも「どうやって順位をつけるの?」なのに、このコンクール、この部門ときたら尺八・箏・三味線に加え、ギターはいるわチェンバロはいるわオリジナル楽器はいるわ。まあ面白きカオスでした。許されるなら次回、捲土重来。あ、会場の代々木上原・けやきホールは、響きすぎない素晴らしい音響でした。ピアノが邪魔そうだけど、都心としては使用料も程よいし、あそこでなにかやりたいなあ…。
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プロフィール

HN:
河宮拓郎(カワミヤタクオ)
性別:
非公開

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