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いずこじ

陰陽、笹の葉、風の色。琴古流尺八、道中甲有り呂有り。

ヒマ震い

バタバタしていて告知をすっかり忘れていたが、15日(土)・16日(日)と2日間にわたる「第2回 みやこ会」の、楽日トリ曲「オリエンタル ノスタルジー」に参加していたのだった。我が先生竹が442Hzより高いことは分かっていたけれど、持ち替えたくなくて「抑えて吹けばいいだろう」と思っていた。のだが、本番では照明に管が温められて相当(4月下旬の頃合いまで)うわずっていき、フォルテ以上は “ちゃんと” 高くなった。反省。そして、都山譜のタイとスラーの区別も知らなかった。右と左か。反省。

多社中混成チームでの大合奏なんておそらく学三定演(懐かしい響き)以来だし、今回は指揮者(三好芫山先生)まで入った。これは、学生時代から現代曲に縁の薄い私には初めての経験。そして、本番は作曲の高橋久美子先生が客席で聴いてくださった。これもかつて経験のないことだった。そうだなァ、例えば夜々の星を吹くときは、あの恐ろしい光崎検校がそばで腕組み瞑目で聴いていると思いながら吹かないといかんな。「フン」と鼻でも鳴らされたら終曲後に鞭打ちの刑、くらいの緊張をもって。

さて、ブランニュー変異種が日本を世界を総ナメにしているただいま、好都合と云えばそうなのだが、私はこのあと数カ月間、客前で吹く機会がなく(あくまで舞台予定は、だが)ヒマヒマとなる。しかし、もはや疫病とのつきあい方を心得た表現者たちは、全員がこの動きづらい時期を鍛錬のときと捉え、可能なあらゆる方法でオノレを鍛えることだろう。立ち止まったら、サボったら置いてきぼりを食うだけだ。精進。

だいたい、そうでなくても8月の単独演奏会では5曲(あっ言ってしまった)抱えるのだ。むしろこれからのヒマヒマ期間がなかったら詰むなりゆきだったかもしれない。


GM1 なんと恰好のいいモトラ、モトラよ。エンジンだけ200cc…いや贅沢は言わない、125ccにしてもういっぺん出してほしい。あ、もうトシで夜目が弱いのでヘッドライトはLEDがいいかな。あ、やっぱ前後ドラムは不安だから前だけはディスクで…。

「難しいのは離着水の時だけさ、スピードに乗れば粘りのある翼だ」。先日、もう何回目だか全く分からないヒコーキ野郎の映画をテレビで観ていてキュッ(キュンではない)ときたセリフ。そうさ、こういうタイプの道具を使いこなす楽しみといったら。よしなし、よしなし。
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河宮拓郎(カワミヤタクオ)
性別:
非公開

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