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いずこじ

陰陽、笹の葉、風の色。琴古流尺八、道中甲有り呂有り。

エフエムふたたび

ラジオに出てきた。

実はサイマル放送とやらで、岸和田駅前のスタジオから全世界にネットで生配信されていた(バンコクにいる家人は無事聴けたとのこと)のだが、そのシステムを知ったのが放送直前であったため告知はできず。というか、私が何も知らないだけで、それくらいは当たり前のヨノナカなのか…。放送とは何か?という素朴な疑問が頭をもたげるも、それは措くとして。

専門外どころか苦手もいいところのトークは、パーソナリティ・遊人亭だん扇さんの立て板に水、に導かれるまま。危ういことを言わないよう気をつけてはいたが、流派の違いなどに触れる時、うかつにも根拠の薄い個人的な見解を口走ってしまったり。そのうちお叱りを受けるかもしれない。あと、大学のサークルで尺八を始めた、という話を長めにしたにもかかわらず、サークル名をついに言わないまま終わってしまったと、スタジオを出たあとで気づく。「早稲田大学虚竹会」である。のだが、ここで言っても仕方ないな。

最後に吹いた鹿の遠音ダイジェスト、これは、吹き始める前に10秒、いや5秒、単音ひと息でも音出しの時間をいただくべきだった。それまで30分喋ってきてウォーミングアップなしで曲を吹き始めるというそれしき、竹吹きを名乗るなら当然できなければならないことながら、まずまず難しい。暖かい日ではあったが、スタジオ内は軽く暖房をかけたい程度にヒンヤリとして、しかし、エアコンの音はもしかしたら放送に障るのかなと言い出せず。これも可否を確認すべきだった。トーク中、ずっと竹を手でニギニギして温めてはいたが、構えた時の歌口の冷えた感触にはゾッとした。

まあそんなこんな。トーク内でも話題に上ったが、100%満足のいく本番など一生のうちに一度訪れるかどうか。「いろいろアカンわ」で、まあ普通なのだろう。つまり、今日は普通だった。

生放送で話したことをあとから聴かれるなんて大恐怖。しかし、不出来な超短縮版とはいえ演奏も一緒に上がるとなれば告知しないわけにもいかない。Youtubeにアップされた折にはこちらで誘導をば。


LX100 二日酔いのとある日、大阪天満宮にて。
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河宮拓郎(カワミヤタクオ)
性別:
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