タイを。急行で。目的地は国境を越えて、マレーシアはクアラルンプール。
LX100
今日はバンコクから4時間ほどのフアヒンという街を目指している。出発から1時間半ですでに1時間遅れ。オンタイムなら22時台到着の予定だが、果たして宿のフロントが開いている時間に辿り着けるだろうか。
直角ボックス席の向かいに座るおばちゃんは、フアヒンへ向かうと伝えると、今から!これ○○駅を過ぎたら各停だよ!と顔をしかめた。クーラーなし。折しも外はスコール。初日から肌は盛大にネバついている。
この国の人たちは、尺八にさほど興味を示すことはあるまいなと、来るたびなんとなく思う。日本など比べものにならないほど敬虔な仏教国ではあるが、沈思黙考の形態、素地というか、テイストがだいぶ違う気がする。